第410回TOEIC公開テスト午前の部を受験してきました。
率直な感想として、今回はかなり難しかったという印象が強く残っています。
加えて今回は、TOEICを受験するのが約4年半ぶりでした。
問題形式自体は理解しているつもりでも、本番特有のスピード感や緊張感に、想像以上に感覚が追いつかなかった部分もあったと思います。
そうしたブランクや試験中のアクシデントも含めて、試験直後は
「大きく崩れた感じはしないのに、手応えがあまり残らない」
という、なんとも判断の難しい後味でした。
この記事では、攻略や分析というより、
当日その場で感じた正直な感想をパート別に残しておきます。
リスニングの感想|後半になるほど厳しかった
Part1(写真描写)|やや難:簡単なはずなのに油断できない
1問目のパンをこねている写真、4問目の男性が瓶を手に取っている写真の問題でかなり迷いました。
解答は覚えてないですが、かなり自信が無いです。
久しぶりの本番ということもあり、
序盤から思っていた以上に集中力を使っている感覚がありました。
Part2(応答問題)|やや難:5W1H以外の問いかけでややつまづく
5W1H以外の問いかけの質問があまり聞き取れなかった気がします。
ただ基本的には根拠を持って解答できたので、そんなにミスはしていないと思っています。
Part3(会話問題)|難:騒音アクシデント発生
今回、「流れが変わった」と感じたのがこのPart3です。
Part3の中盤から終了くらいまで、左斜め後ろに座っていた女性が急に咳き込み始めて、一気に集中力を削られました。
意識しない様にすればするほど色んな感情が湧いてきて気になってしまい、会話の後半半分くらい上の空になってしまったこともあり、設問に根拠を持って答えられませんでした。
咳は仕方ないところもあるので、運が悪かったというしかありません・・・
設問自体も公式問題集12のものより少し難しく感じました。
Part4(説明文)|普通:今回の難しさを象徴するパート
僕はPart3よりも4の方が苦手なのですが、今回はPart4の方が易しく感じました。
図表問題も苦手なのですが、今回はスッとイメージできて答えられました。
最初の設問の会話場所や話者の職業を聞く質問は比較的すぐに分かりますが、単語そのものが聞こえてくるとミスリードかな?と疑ってしまいます。
リーディングの感想|簡単ではなかった
Part5(短文穴埋め)|普通:語彙で足を止められる
文法的に解けない問題はほとんどありませんでした。
ただ、意味が近い語彙やニュアンスの違いで一瞬迷う設問が多く、即答できない場面が続きました。
大きく時間を使うわけではないものの、
この小さな引っかかりが積み重なっていく感覚がありました。
Part6(長文穴埋め)|普通:静かに時間を奪われる
文脈をしっかり追えば解ける問題が中心ですが、
集中力が落ちていると読み直したくなる設問が多め。
僕はPart5に10分、Part6に10分、Part7に55分の時間配分で解いているのですが、Part6に足を取られているとすぐに時間が過ぎてしまうので、要注意でした。
Part7(読解)|難:時間ギリギリで解答できた
シングルパッセージは比較的素直。
一方で、ダブル・トリプルでは情報の行き来が多く、特に170~180くらいの設問で解答の根拠が言い換えられているところを探すのにかなり苦労しました。
時間切れになることはありませんでしたが、「余裕を持って解けた」とは言えず、
最後まで緊張感のある状態で解き進める形でした。
4年半ぶりの受験で驚いたこと
今回は2021年4月にTOEIC955点を獲得してから実に4年半ぶりの受験でしたが、一番驚いたことは
試験開始前、眼鏡について確認を受けている受験者がいたことです。
さっき調べてみたら、最近スマートグラスとマイクを使って教え役が別の受験者に回答を教えるというカンニング事件があったということで、警戒を強化しているとのことでした。
確かにイヤホンをつけていたら一発で気づくと思いますが、スマートグラスなら見た目も普通の眼鏡と変わらず気づかないのかもしれません。
しかし答えを教えるために声を出す以上、ばれるに決まっていると思いますが・・・
まとめ|「難しかった」という印象が強く残る回
第410回TOEICは、終わってみると「難しかった」という印象だけが強く残る回でした。
できた感覚も、失敗した感覚もはっきりせず、
ただ結果を待つしかないという感じです。
少なくとも、「楽な回」ではなかったことは間違いありません。
スコアが返ってきたら、今回のこの感覚がどう数字に表れるのか、改めて振り返りたいと思います。

コメント