【TOEIC対策】600点未満から抜け出す勉強法|金フレ×キク英文法×究極の模試で“知識量+テクニック”を最短強化

TOEIC

TOEICの勉強を始めてから初めに立ちふさがるのが600点の壁です。
多くの人が600点を超えられずにいますが、実はTOEICは単語と文法が分かれば“その場で解ける”問題がかなり多い試験です。
本記事では、頻出語彙・出題文法・TOEICの「型」を、金のフレーズ/キク英文法/究極の模試の3冊に絞って最短で固める方法を解説していきます。
忙しい社会人でも回せる“少量×高頻度”の運用に落とし込み、600点台へ最短距離で到達するロードマップを提示します。

600点=“平均超え”に手が届くライン

IIBCの公式データによると、9/13午後の部のTOEIC L&Rの直近平均スコアは616.4点(L336.0/R280.4)。つまり600点は平均突破にあと一歩の帯で、ここを越えるとほぼ“平均超え”となり、自己評価が上がり対外的な見え方が変わります。以前は600点を超えると就職活動の履歴書に記載できると言われていたので、このラインがTOEICを勉強し始めた人の最初の大きな壁となります。

600点以下の人の点数別対策法

600点未満の人は大きく2種類のパターンに分かれていて、400点未満の層と400~600点未満の層です。この2つのグループ別に有効なTOEIC対策があるので、そちらを紹介していこうと思います。

【400点未満】まずは“中学英語の穴埋め”をして準備

400点未満の方は、中学英語が理解できていない人が多いです。ベースとなる単語や文法が曖昧で長い文章を読むことができない、リスニングもほとんど聞き取れないという状態だと思います。この状態でいきなりTOEICの教材に手を出すのは難易度が高くて挫折する可能性が高いので、簡単な教材を使って中学英語の復習をしてください。

おすすめ教材は濱崎先生の「中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本」です。濱崎先生はTOEIC講師であり、990点満点を90回以上取得している有名な方です。僕は900点の壁を突破できない時に先生の著書「TOEIC L&Rテスト990点攻略」をやりこんだことで955点を取得することができたので、これからTOEICの勉強を進める初学者の方には自信を持って勧めることができます。

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もしくは下で説明するキク英文法の中学文法版の、「キク中学英文法」も良いと思います。キク英文法は英語力を上げる上で必ず取り組んでほしいので、キク中学英文法で慣らしておくとスムーズに入っていけるでしょう。

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【400〜600点未満】“単語×文法”で即解ける問題を取り切る+テクニックを学ぶ

ここからは400~600点未満で伸び悩んでいる人に対する勉強法を解説します。
この得点層にいる方は、単語と文法とテクニックを学ぶことで、大きく点数を上げることができます。

金のフレーズ(語彙)

① まず1周:既知語にチェック+音声で発音確認
最初の1週目は、自分の知っている単語と知らない単語を選別する作業を行います。 知っている単語にはチェックをつけて、2週目以降はやらないようにします。ここで同時に音声を聞いて発音も確認してください。

発音記号の読み方が曖昧な方は、金のフレーズと並行しながら「英語耳」を使って発音の勉強を進めてください。英語耳を使った発音の具体的な勉強方法は以下に記載しているので是非読んでみてください。

自分で発音できない単語はリスニングでも聞き取ることができません。このステップを飛ばさずじっくり進めることで、リスニング力を向上させられます。

② 100語/日で高速回転(10日で1000語=1周)
1周目で知っている単語と知らない単語を選別したら、2週目以降は高速で単語帳を回してください。
具体的には、1語=約10秒が目安です。例文を読んだ後、単語と日本語訳を3回ずつ発声して次の単語へ進む、というステップをひたすら繰り返します。100語で約1000秒=16, 17分なので、日課として頑張ります。
この段階では単語がほとんど頭に入っていないと思いますが、気にせず継続してください。

③ 隙間時間は音声だけ流して意味即答チェック
100語/日を継続しながら、隙間時間に音声で前日かその日にやった100語の確認をすると、効果が倍増します。リスニング力向上にもつながりますので、このステップはかなりおすすめです。

③ 50日でまず5周を目標
この方法で進めていくと、50日目には5周している計算になります。このくらいになれば全く分からないという単語の数はかなり減ってきており、即答できる数も増えていると思います。

正答率が9割になれば終了
周回を続けていき、知らない単語はほとんど無いという状態になれば、日課の単語帳は一旦終了しても大丈夫です。後は他のTOEICの勉強をしながら気になったときに単語帳を開いて確認するというやり方で、記憶力を保持することができます。

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キク英文法(文法)

① 1周目(50日)Day1〜Day49音声を聞きながら1日ずつ進める。
キク英文法に関しても、金のフレーズと基本的に同じやり方で、周回をしていくことが大事です。
知っているところはチェックをつけて飛ばしていきましょう。

② 2周目(約2週間)1日で3〜4日分を進め、高速で1周する。
2週目は1日のノルマを増やし、2週間くらいで1周できるようにしましょう。

③ 3周目:覚えた文法で英作文
3周目は周回することではなく、理解した文法を自分のものに落とし込むことを目的としましょう。 自分の状況に合わせて短文を作ると、使える文法が増えてきて本番のリーディングでの判断が速くなります。
自分で英作文を作るのが苦手な人は、ChatGPTを使って指定した文法と状況で短文を作ってもらい、それを書き込んでいくと良いと思います。


ヒロ前田『究極の模試』(テクニック)

ここまでで単語と文法の基礎は大きく固まったので、いよいよTOEICの勉強に移っていきます。並行してこのステップを進めてもいいですが、一日の勉強量が増えるので継続が難しくなると思うので、単語・文法を最優先としてください。

目的は、TOEIC形式の全体像(設問意図/頻出パターン/時間配分)を体に入れ、単語×文法で即答できる問題を確実に取り切ることになります。
実は僕が最初に手を出したTOEIC参考書もこの究極の模試で、TOEICのノウハウのほとんどを学ばせてもらった思い出の参考書です。なので、最初の一冊として自信を持っておすすめできます。

勉強方法に関しては参考書の中に詳しく記載してあるので、実際に参考書を手に取って学習を進めてみてください。
重要なのは反復することなので、究極の模試のテストは満点を取れるようになるまで継続してください。

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3冊の学習“最短ルート”まとめ

  • 金フレ:既知チェック→100語/日で10日で1周50日で5周+隙間は音声即答。
  • キク英文法:既知チェック→50日で1周2週間で高速1周3周目は英作文(使える知識に)。
  • 究極の模試:形式理解とテクニック装着。模試の内容は満点をとれるまでやり込むことが理想。

TOEIC600点の壁は“単語×文法の絶対量”と“TOEICの解き方(型)”で超えられます。
この3冊をひたすらやり込めば、600点を超えて700, 800点を取ることも夢ではありません。
学習を習慣化して、皆さんの目標を達成できるよう頑張りましょう!

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