TOEIC700点(730点)越えの勉強法|600点台から一気にスコアアップする効果的な戦略

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TOEIC600点台で「あと少しで700点なのに…!」と感じていませんか?
このスコア帯は、英語の基礎力がある程度固まっている一方で、まだ伸びる余地がある得点帯でもあります。正しい戦略を取れば、短期間でも700点台に到達することは十分可能です。
この記事では、TOEIC700点を超えるための具体的な勉強法と効果的な教材選びを、英検1級・TOEIC955点を持つ筆者がわかりやすく解説します。
特に「TOEIC730点」は企業の募集要項でもよく登場する“英語実務の基準ライン”です。
この記事を読むことで、確実にスコアアップするための方向性が明確になります。


TOEIC700点台のレベルとは?求められる英語力の目安

TOEIC700点は、英語を「実務レベルで使える」水準。
そして730点は“金のフレーズ”でも中級レベルの到達目標とされており、企業求人でも「TOEIC730点以上」が応募条件として明記されることが多いスコア帯です。
実際にこの得点を持つことで、「英語での文書理解」「メール対応」「基本的な会話対応」が可能だと判断されます。

スコア帯レベル感主な特徴
600点台基礎理解文章や会話の全体はつかめるが、細部で取りこぼしが多い
700点台中級・実用レベル要点理解・スムーズな読解が可能。ビジネス英語にも対応可
800点以上上級レベル抽象的な内容・議論にも対応できる

TOEIC730点越えは、「英語を使って仕事ができる」と客観的に示せるライン。
特に昇進・海外部門・転職での英語力証明として大きな価値があります。


600点台から抜け出せない原因

多くの学習者が「700点の壁」でつまずく理由は、主に3つあります。

① 単語力の不足

日常英単語は理解できても、ビジネス頻出語が抜け落ちていることが多いです。
proposal, revenue, accommodateといった語彙が不足していると、リーディングもリスニングも正確に理解できません。

② 文法知識が断片的

600点台では「感覚で解く」癖が残っており、文構造の理解が浅いケースが多いと思います。
主語・動詞・修飾語等を明確に把握できるようにしないと、リーディングパートで失点が続きます。

③ リスニングの処理能力不足

音は追えているはずなのに内容が頭に入らない──。
この状態は「音と意味の一致」ができていないことが原因です。
スクリプト精読と音声トレーニングで、処理速度を高める必要があります。


TOEIC700点を超えるための勉強法【リスニング編】

TOEIC700点を目指すなら、リスニングのPart3・Part4対策に集中しましょう。
この2パートを攻略できれば、リスニング全体の得点が安定します。

① スクリプトの英文を精読して意味を理解する

まずは音声の「聞き取れない部分」を徹底的に分析します。
スクリプトを精読し、単語・文法・構文をしっかり理解しましょう。
この段階であいまいな部分を残すと、オーバーラッピングやシャドーイングの効果を最大化することができません。

スクリプトとして使用するのは公式問題集か究極の模試のどちらかにしてください。

② オーバーラッピングで音とリズムを一致させる

スクリプトを見ながら音声と同時に発声するトレーニングです。
音のつながり(リエゾン)や弱音化に慣れることで、「聞こえる耳」と「自然な発音感覚」が身につきます。

リエゾンに関しては【発音】リエゾン(音声変化)とは何?重要性と勉強法を解説でも解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

③ シャドーイングで瞬間処理力を鍛える

スクリプトを見ずに音声を追いかけて発声します。
初めはゆっくりで構いません。
英語を聞きながら理解・発声するこの訓練が、700点超えの最大のカギです。


TOEIC700点を超えるための勉強法【リーディング編】

リーディングでは、単語・文法・読解スピードの3点をバランスよく伸ばすことがポイントです。
特に700点台では、中級レベルの語彙と安定した文法力が得点を左右します。

① 単語:『金のフレーズ』で中級レベルまで完全習得

『金のフレーズ』は、TOEICの中級者に最適化された単語帳です。
掲載されている「730点レベル」の語彙をマスターすれば、出題単語の多くをカバーできます。
例文を声に出して読むことで、単語の使い方と発音も同時に定着します。

② 文法:『文法特急』シリーズで“解ける文法”を身につける

文法の知識を問題演習に落とし込むことで、Part5の正答率が劇的に上がります。
特に『文法特急』は本番形式の良問が多く、短時間で文法を実戦化するのに最適です。
僕は文法特急をやり込むことで、Part5, 6の正答率を大幅に上げることができました。
文法特急だけでは物足りない人は『文法特急2』でステップアップを図りましょう。

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③ 読解:設問パターンの把握と論理展開の意識

Part7では、因果関係(because, therefore)、逆説(however, although)、追加(moreover, in addition)などの論理キーワードを意識して読む練習を繰り返します。
これらの接続詞を意識すると、話の繋がりや切れ目が分かりやすくなり、文章が読みやすくなります。
問題を解いた後、文章構造を確認しながら精読・音読することで、読解スピードも安定します。


スコアアップに直結するおすすめ教材・アプリ

分野教材・アプリ名特徴
単語『金のフレーズ』TOEIC730点=中級レベルの語彙を網羅
文法『文法特急』『文法特急2』文法問題を短時間で反復練習できる
リスニング『公式問題集』『究極の模試』実戦形式で音声・設問の傾向を体感できる

700点達成後に広がる可能性

TOEIC700〜730点を取得すると、キャリアや学習の幅が大きく広がります。
特に企業では、「英語で業務ができる」証明スコアとして評価されやすく、
海外プロジェクトや外資系企業への転職にも有利です。
また、このレベルを土台に英検準1級や英会話へ進むと、英語力を実践的に伸ばすこともできます。


まとめ:正しい方向で努力すれば、700点(730点)は誰でも越えられる

TOEIC730点は、「金のフレーズ」で定義される中級レベルかつ、
企業評価でも「英語実務に対応できるライン」として重視されるスコアです。
リスニングではPart3・4の精読とシャドーイング、
リーディングでは『金のフレーズ』と『文法特急』で基礎を盤石にする。
この積み重ねこそが、確実に700点の壁を突破する最短ルートです。

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