「900点は超えた。でも、満点(990点)の壁があまりにも厚い」
現在、僕のTOEICベストスコアは955点です。ここからの「あと35点」を埋めるのが、これまでの数百点のアップより遥かに苦しいと感じています。僕は英検1級も取得していますが、正直、個人的には英検1級を取るよりも難しいと思います。
模試や本番で間違えるのは、いつも決まって数問です。「ケアレスミスだった」、「見落としていた」で片付けてきましたが、冷静に分析するとそこには「満点を取る人だけが知っていて、僕が知らない語彙の穴」があることに気づきました。
そこで今回、満点獲得への最終兵器として導入したのが、『TOEIC L&Rテスト 990点攻略 単語・フレーズ』です。
この記事では、現在進行形で満点を目指している955点ホルダーの僕が、「なぜこの本を選んだのか」「実際に使ってみて自分の弱点がどう炙り出されたか」をリアルにレビューします。僕と同じように、900点台でスコアが停滞している同志へ、突破口を共有します。
955点で停滞してわかった「満点に必要なもの」
900点までは、公式問題集や文法特急、金のフレーズを回していればなんとかなりました。しかし、950点付近になると、それだけでは通用しない「見えない敵」と戦うことになります。
「知らない単語はない」という思い込みが命取り
955点を取れるレベルなら、長文を読んでいて全く意味が取れないことはほぼありません。しかし、僕が失点するパターンを分析すると、「知っている単語の、知らない意味」で足をすくわれているケースがほとんどでした。
TOEICで満点を逃す最大の要因の一つは、Part 5の語彙問題やPart 7の長文に紛れ込む「難単語」や「馴染みのない第二義(多義語)」です。
一般的な800点~900点向けの単語帳ではカバーしきれない、「出題頻度は低いが、出た時に正答率を大きく下げる単語」や、「知っているつもりで間違えやすいフレーズ」が厳選されています。つまり、この本は基礎固めではなく、満点を目指すために特化された一冊なのです。
例えば、簡単な動詞の意外な第二義や、特定の文脈でしか使われないマイナーな語法。これらは一般的な単語帳では「重要度が低い」として割愛されています。しかし、満点を目指す僕たちにとっては、この「重箱の隅」こそが重要です。
『990点攻略』は僕の「慢心」を打ち砕いてくれた
この本を最初にパラパラとめくった時、正直「これくらい知ってるよ」と思いました。
しかし、単語の意味をよく見ると、知らない意味がたくさんありました。「この単語、こういう文脈ではネガティブな意味になるのか」「この前置詞との組み合わせは知らなかった」という発見がボロボロ出てきたのです。
この本は、「900点台特有の慢心」を矯正し、知識の解像度を極限まで高めてくれる一冊だと確信しました。
『TOEIC 990点攻略』を選んだ理由
なぜ僕が数ある上級者向け単語帳の中からこれを選んだのか、その理由を3つ紹介します。
1. リーディングでの「数秒の迷い」を消す構成
僕はPart 5を10分くらいで解きますが、それでも時々「AもBも入りそうだな…」と迷う問題に出くわします。また、Part7で使われている単語でも知っている意味だと文意が通らないときがあり、時間をロスしてしまうことがあります。
この本は、そんな上級者が迷いやすい「類義語の使い分け」や「TOEIC頻出の難単語の意味」が徹底的に整理されています。書店で手に取ったとき、解説で「普通、TOEICではこの単語の意味は〇〇です」という風に書かれていて驚いた記憶があります。
2. 濱崎 潤之輔先生の著書
実はこれがこの本を購入した一番の理由です。
僕が900点を超えられずに悩んでいた時に、濱崎先生の『TOEIC L&Rテスト990点攻略』をやり込んだことで、955点を取得できたという成功体験があり、そのときから濱崎先生を崇拝しています。
この人が作った単語帳なら間違いない。そう思って書店で出会って即購入しました。
『金のフレーズ』卒業生としての比較と使い分け
僕もこれまでは『出る単特急 金のフレーズ(金フレ)』信者でした。
今、この『990点攻略』に乗り換えて感じるのは、両者の役割の明確な違いです。
| 項目 | 金のフレーズ | 990点攻略 単語・フレーズ |
| 僕の活用時期 | 600点〜895点 | 900点〜現在(満点狙い) |
| 痛感する壁 | 基本単語の欠落 | 派生語・多義語の認識不足 |
| 使用感 | 「覚える」作業 | 「深める」作業 |
今900点未満の方は、迷わず『金フレ』を完璧にしてください。単語のみならそれで800点台は到達できます。
しかし、もしあなたが僕と同じように「金フレはほぼ完璧なのに、満点には届かない」という状況なら、次に進むべきはこの『990点攻略』です。
これまで拾いきれていなかった「残り数パーセント」の語彙が、ここに凝縮されています。
955点ホルダーが実践する「本書の使い方」
僕が現在、満点を取るために実践している本書の使い方は以下の通りです。
1. 「知っている単語」こそ疑ってかかる
見出し語を見て意味がわかっても、すぐに次へ行きません。
解説文を読み、「自分の知らない用法が載っていないか」をチェックします。僕の経験上、文章を読んだときに単語は簡単なのに意味がよく分からないというときは、間違いなく第二義の意味が関わっています。未知の単語を覚えることももちろん重要ですが、既知の単語の知識をアップデートすることもスコアに直結すると感じています。
2. 1日100語×10日で1周する
理想を言えば1日200語×5日で1周するやり方でいきたいのですが、今は仕事が忙しく平日はあまり勉強時間が取れていません。なので、1日100語は最低回すようにしています。
1単語にかける時間は10~20秒くらいなので、早ければ10分、長くても30分くらいで終わります。習慣化するために必ず毎日やっています。
3. 記載された単語の意味が全て分かったときだけチェックする
本書の単語で、第二義まできちんと把握できているものに関してはチェックボックスにチェックを入れて、2週目からはその単語は飛ばして高速で回します。
自分では完璧だと思っていた知識に穴があったわけですから、そこを埋めれば理論上は満点に近づくはず。1つ目のチェックボックスに全てチェックが付いたら、チェック済みの単語も含めて再度1000語を確認し、同様の作業を繰り返します。この方法で3個のチェックボックスが埋まった時、全ての単語を完璧に記憶できたことになります。
今後の進め方
見出し語の単語を完璧にした後は、以下の2点を中心に進めていこうと思っています。
1. 例文で負荷をかけて読解力も上げる
著者の濱崎先生も、見出し語の意味だけでなく例文や関連語彙も全て吸収してほしいと述べています。例文からフレーズ毎単語を覚えることで、より瞬発的に意味を捉えることができるようになると思います。
ただし、各例文はボリュームもあり、全てを回すのはかなり時間がかかります。ここに関しては時間をかけてゆっくり進めていこうと思います。
2. 音声で「瞬発力」を鍛える
955点あっても、リスニングで一瞬聞き逃すことはあります。
付属の音声を使い、フレーズ単位でのシャドーイングを行うことで単語の意味だけでなく、「その単語が使われる文脈のトーン」を耳から叩き込むことで、リスニングPart 3・4の難問にも対応できる余裕が生まれます。
正直な感想:苦しいけれど、効果は感じる
最後に、購入を迷っている方へ正直な感想をお伝えします。
この本、やっていて結構キツイです。
「自分は英語ができる」というプライドが邪魔をして、知らない用法に出会うたびに「まだこんなことも知らなかったのか」と打ちのめされるからです。
しかし、この「打ちのめされる感覚」こそが、満点への成長痛なのだと思います。
知っている単語ばかり並んでいる本を読んでも、安心感は得られますがスコアは伸びません。自分の弱点を容赦なく突いてくれるこの本こそが、現状を打破する鍵になります。
まとめ:一緒に「990点の世界」を見に行こう
今回は、955点の僕が満点を取るために選んだ『TOEIC L&Rテスト 990点攻略 単語・フレーズ』をレビューしました。
- 900点台でスコアが伸び悩んでいる
- 「あと数問」のミスがどうしても無くせない
- 自分の知識の「甘さ」を徹底的に潰したい
もしあなたがこう感じているなら、この本は間違いなく買いです。
僕はこの本をボロボロになるまで使い倒して、次回の公開テストで必ず990点を取るつもりです。
高得点ホルダーの皆さんも、是非一緒にその頂上を目指しましょう!
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