こんにちは、たっくんです。
今回は、リエゾンの重要性と勉強法について書いていきたいと思います。
これまで発音の重要性と具体的な勉強法について書きましたが、今回はそこであまり説明できなかったリエゾンについて解説していきます。発音記号と同様に、本格的に学ぶことがこれまでなかった人も多いと思いますので、この記事で概要を知ってから練習を初めて、英語力を上げてもらえればと思います。
こんな人にオススメ
・発音をもっと詳しく知りたい!という人
・リスニング力が伸び悩んでいる人
目次
リエゾンとは「発音が変化する」こと
リエゾンは一言で言うと、「発音が変化すること」です。変化する理由は「その方が自然に話せるから」です。日本語でも宅建(宅地建物取引士)を「たくけん」ではなく「たっけん」と読んだり、反応を「はんおう」ではなく「はんのう」と読みますが、これも言いやすいからそう読んでいると納得できますよね。英語でも同じことが起こっています。
発音記号をマスターできたらリスニング力はもちろん向上するのですが、どうしても聞き取れない部分が出てきます。それはこのリエゾンの部分を聞き取れていないことが原因なのです。一つ一つの発音は聞き取れても、それが繋がってしまうと別の単語のように認識してしまい、理解できなくなります。
リエゾンは3種類ある
リエゾンは大きく分けて以下の3種類があります。
・連結(Linking): 自然に発声するために音が一定の法則に従ってつながる現象
・同化(Assimilation): 近くの発音に影響を受けてその音が変化する現象
・脱落(Reduction): 音がつながるときに発音されなくなる現象
この3種類のリエゾンの詳しい解説については分かりやすい2つの記事を見つけたので、以下紹介します。この記事ではその重要性と勉強法をメインで説明していきます。
【リエゾンの重要性】リスニング力、スピーキング力が向上する
リエゾンを理解、習得することで、リスニング力、スピーキング力が向上します。特に、リスニング力の向上には本当に役に立ちます。スピーキングに関してはリエゾン無しでこちらがゆっくり話しても相手が理解してくれることがありますが、リスニングに関してはリエゾンが分からなければお手上げです。
リスニングが苦手な人はネイティブの英語が速くて難しいと思うでしょうが、その一因はリエゾンです。同じスピードでも一語一語くっきり発音するのと、流れるように単語を発音していくのでは単語の切れ目が分からないので、ペラペラとすごいスピードで話しているように感じてしまいます。
上で説明した5種類のリエゾンの理屈を学ぶことで、音のつながりや同化、脱落が分かり、単語の切れ目が分かってリスニング力、スピーキング力を向上させられます。
【リエゾンのおすすめ学習法】スクリプトの理解→ひたすらシャドーイング
リエゾンのおすすめ学習法は、教材のスクリプトを理解した後、ひたすらシャドーイングをするということです。
英語特有の音のつながりや同化、脱落などに慣れていない内はただ音声を聞くだけでは理解できないし、効果は薄いです。まず自分の使っている英語教材のリスニング音声のスクリプトの全ての単語を調べて理解し、文意も把握した上でシャドーイングをするのがおすすめです。
自分でシャドーイングしていると自然とリエゾンに沿って英語が口から出るようになります。そうすると、初めて聞く音声でも同じ音のつながりをキャッチできるので、今までよりも格段にリスニング力が上がります。特に英語ニュースやYoutubeなどの音声を聞くと、これまでよりもレベルが上がっていることが実感できると思います。
【リエゾンのおすすめ教材】Youtubeのリスニング解説動画がおすすめ!
僕がおすすめするのはYoutubeでのリスニング勉強です。やはり英語学習は楽しくやらないと続けられないものなので、自分の好きな映画やアニメの英語解説動画を見て聞いて学ぶのが非常に良いと感じています。以下僕のお気に入りのYoutubeチャンネルを3つ紹介します。
①PHOTOGLISH/岡崎修平塾
まず1つ目はPHOTOGLISH/岡崎修平塾です。投稿者は岡崎修平さんという方で、主にアニメやゲームの英語音声の解説をされていて、たくさんの解説動画があります。ワンピースや鬼滅の刃など超有名なアニメを題材として英語学習できるので、楽しく学ぶことができます。動画の最後には必ずシャドーイングする枠があるので、原文を理解してすぐ実践できるのもポイントです。
②ニック式英会話
続いてはニック式英会話です。ニックさんはオーストラリアの方で英会話講師をされていて、20年以上に及ぶ英語教育の経験があります。主に英会話や文法の動画が多いですが、再生リストの「eiga de eigo series」では洋画の一場面を題材に数多くの解説動画を上げています。岡崎さんの方はアニメやゲーム等の2次元がメインですが、こちらは映画にフォーカスしており、ニックさんが発音のポイントを実践してくれるので、より生きた英語に触れることができます。
③This is 英会話
最後はThis is 英会話です。このチャンネルでは、外国人の街角でのインタビューやレストランでの注文など実際に喋っている様子を発信しており、生の英会話が聞けます。上記2つと比べるとより実践的になっていて、海外に行くときのシチュエーションなどピンポイントのものもあるのでリスニング力を上げるだけでなく、スピーキングにも役立つ内容となっています。
以上3つのチャンネルが僕のおすすめです。動画は山ほどあるので全て見るのは無理だと思うので、この中で自分が面白そうだと思うものを選んでひたすら練習し、リエゾンに慣れていってもらえればと思います。
まとめ
まとめると、
・リエゾンの内容を理解し、Youtubeで実際に使われているのを聞いてひたすら反復練習がおすすめ
ということでした。リエゾンに慣れるとネイティブとのコミュニケーションもより円滑になるので、苦手意識を持たずに練習に取り組んでいきましょう!
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