【英語耳】発音の具体的な勉強法とおすすめ教材

発音

こんにちは、たっくんです。

今回は、発音の具体的な勉強法について書いていきたいと思います。

以前の記事で発音学習の重要性について書きましたが、今回は実際に発音学習をする際に、どうやって進めていけば良いか、またどんな教材を使えば良いかについて、僕がやってきた勉強法を共有していこうと思います。

こんな人にオススメ

・これから発音学習を本格的にやっていこうと思っている人

・教材選びで悩んでいる人

オススメは「英語耳」

僕が発音学習をしたい人に向けて1冊紹介するとすれば、松澤喜好さんの書籍「英語耳」になります。


初めて本格的に発音を学びたい人にとって、とても効果の高い参考書であり、この1冊をやりこめば発音記号のマスター、単語学習の加速、リスニング・スピーキング力の向上につながるなど、多くのメリットがあります。僕の発音学習もこの本1冊をやりこんで一旦終わらせて、そこから自信を持ってシャドーイングや単語学習などをできるようになっていきました。

具体的な勉強方法については次の項目から紹介していきます。

【英語耳の学習法①】まずは1周し、全ての発音記号を理解できるようにする

まず始めはテキストに沿って進めていき、母音から子音までの全ての発音記号の読み方が理解できるようになりましょう。英語耳では、発音記号が口の形とセットで記載されていて唇、歯、舌、喉の使い方を学べるので、その通りに発声すればネイティブのような発音を習得することができます。

そして発音記号を理解したら、付属のCDを使いながら口に出して練習していくと思いますが、そのときは外国人になり切った気持ちでやるのが重要です。恥ずかしがってはダメです。大きな声で、人格が変わったかのように練習しましょう。

初めの内はかなり辛いと思います。普段日本語のように発音していたものを正しく発音するとなると、口周りの筋肉を酷使するので、5分やっただけでも息が上がるような感覚になります。(笑)しかしここで学ぶことは英語学習において本当に基礎力となるので、頑張ってやりましょう。

この練習を続けていけば、今まで見慣れない、見てもよく分からなかった発音記号が読めるようになるので、未知の単語に出会っても発音記号からどういう発音をすれば良いかが分かるようになります。これは単語学習、リスニング、スピーキングに大いに役立ちます。とりあえず1周して全ての発音記号に触れるようにしましょう。

【英語耳の学習法②】2周目からはひたすら反復練習

1周しただけでは概要をつかんだだけで効果はまだ十分ではないので、2周目, 3周目に入るようにしましょう。反復練習をしていくことで、その発音記号を持つ単語を聞いたときに、発音記号を見なくても自然と正しい発音ができるようになります。

例えば、英語を聞いているときに「バット」という単語を耳にしたら、「but」と「bat」のどちらか迷うと思いますが、発音記号が分かっていると「ʌ」と「ǽ」の違いが聞き取れるので、すんなり理解できます。

もちろん、文脈から推測することもできますが、その方法はあくまでも最終手段として使用した方が良いです。文脈に思考回路を割かずに聞いた瞬間に理解できるのが一番楽ですからね。

【英語耳の学習法③】リエゾンを学ぶ

英語耳には発音記号だけではなく、リエゾン(音声変化)の解説も載っています。リエゾンとは子音と母音、または単語同士の音がつながって発音される音声変化のことです。第5章ではこの音声変化にフォーカスしていて、発音記号をマスターした後に取り組むことでよりリスニング、スピーキング力を高められます。

ネイティブの英語ではリエゾンが必ず生じていますが、その理由はずばり「言いやすい」からです。自然なスピードで話しやすい言葉を喋るとき、単語がくっついたり、音が脱落したりといったことが起きます。これは日本語でも起こっていて、例えば宅建(宅地建物取引士)は「たくけん」ではなく「たっけん」と読みますよね。たくけんと発音するのがしづらいから自然にたっけんと言うようになったのです。

個人的にはリエゾンは発音記号をマスターするのと同レベルで重要だと思っています。何故なら英語学習を進めていくと分かるのですが、一般的な教材からネイティブスピーカーのリスニングに移っていくにつれて明らかに聞き取れなくなってくるのですが、その原因がリエゾンだからです。音が繋がったり消えることで、本来聞き取れるはずの単語が聞き取れなくなっているのです。リエゾンに関しては変化の種類が単語の組み合わせで無数にあるので、英語耳で理屈を学んだあとはひたすら他の教材で実践していく必要があります。

英語耳は発音学習初学者にとって最高の1冊!

僕自身、英語耳を本格的にやるまでは発音記号を完全には理解していませんでした。特にaの母音に関しては4種類もあってその使い分けはほとんどできてなかったです。このテキストで勉強することで今まで曖昧にしていた発音をクッキリと発声できるようになり、スピーキング、リスニング力を向上させることができました。英語学習が始まる中学生からやっておくべき1冊だと思ってます。

まとめ

まとめると、

・発音学習は英語耳1冊をしっかりやり込み、スピーキング、リスニング力を向上させよう

ということでした。少し時間はかかりますが、何度も言うように英語学習の土台になるのでここでしっかりと発音を習得していきましょう!

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