【英検1級】単語対策はどのようにすれば良いか?

単語

こんにちは、タークです。

英検1級の1次試験において最も重要とされる「単語」の対策方法について説明していこうと思います。僕自身1次試験には2回落ちてしまいましたが、その原因は間違いなく単語だったと確信しています。単語対策を充分にしていれば、一発合格する可能性は非常に高くなると考えています。

今回は単語対策に必須の単語帳「英検1級でる順パス単」を用いた対策方法について共有していきますので、良かったら最後までご覧いただければと思います!

単語対策が何故最も重要なのか?

英検1級の概要でも説明しましたが、リーディングの配点は以下のようになっています。(2024年度から問題形式がリニューアルされるため、以前の配点とは異なっています。上の画像が以前の形式、下の画像がリニューアル形式です。)

リニューアル後の短文の語句・空所補充は22/35となっており、リーディングの配点の6割を占めています。1級の合格ラインは公表されていませんが、およそ7割程度と言われていますので、仮に単語パートで9割前後取れれば長文読解では5割くらいで合格ラインに達するということになります。

これは単語さえしっかり覚えればリーディングは制覇できたも同然、ということを表しています。他の英語資格試験(TOEIC, TOEFL等)では長文読解がメインとなるので、英検特有の点数配分となります。読解が苦手でも単語に注力すれば合格は狙えるということです!

「英検1級でる順パス単」1冊を徹底的に覚える

単語対策で必要な参考書は、「英検1級でる順パス単」1冊です!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

英検1級 でる順パス単 [ 旺文社 ]
価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/5/5時点)


単語が2100語、熟語が300語で合計2400語が掲載されています。単語2100語は過去問分析に基づいてでる度A, でる度B、でる度Cと各700語ずつに分類されており、優先して覚えるべき単語が分かりやすく載っています。また、全ての単語に例文がついており、覚えづらい単語はコロケーション(語句のセット)で記憶に定着させることもできます。

英検1級の単語対策参考書は他にもいくつかありますが、正直この1冊だけで良いと思っています。実際に僕もこの単語帳1冊しかやっていません。中途半端な状態で他の単語帳に取り組まずに、固い意志を持って覚えぬくことが重要です。

具体的な勉強方法①:1周し、知っている単語にチェックマークを付ける

ではこの1冊をどのように進めていくかというと、まず最初は「1周し、知っている単語にチェックマークを付ける」ことをやっていきます。

単語帳の勉強でやりがちなことが、「知っている単語を何回も復習する」ことです。正答率が悪い単語帳だと知っている単語で正解できて嬉しい気持ちにはなりますが、覚えているものは簡単には忘れないですし、時間の無駄です。なので、「最初に知っている単語にチェックマークを付け、その単語は次から飛ばす」必要があります。

「知っている」というレベルは「単語を見て反射的に意味が出てくる」ことを指します。じっくり考えてやっと意味が出てくる単語はうろ覚えなので、チェックを付けない方が良いです。ただこの辺りの感覚は個人差があると思うので、自分が知っていると自信を持っていればチェックしても大丈夫です。

英検1級に出る単語は難しいものばかりなので、ほとんど見たことのない単語ばかりだと思います。実際僕も最初にやったときは2割くらいしかチェックが付きませんでした。ただ、この次に紹介する方法を実行していくとどんどん覚えられるようになってくると思います!

具体的な勉強方法②:1語5~6秒で、朝・夜で200語ずつで毎日400語を高速で回していく

1周回した後はどのように勉強していくかというと、「1語5~6秒で、朝・夜で200語ずつで毎日400語を高速で回していく」という方法がオススメです。

実際に僕がやっていた方法を、integral(不可欠の、完全な、整数の)、valiant(勇敢な)、serene(平穏な)という3つの連続した単語を覚える状況を例にとって説明します。

  1. 赤シートを使って日本語の意味の部分を隠し、単語の発音記号を読みながら「インテグラル」と発声し、2秒以内に意味が出てきたらチェックボックスにチェックを入れて次に進む。
  2. 2秒以内に意味が出てこなければ赤シートを外し、「不可欠の、完全な、整数の」と発声します。
  3. 1, 2の手順をもう1セット行う

こんな感じです。次は1つ下の単語のvaliant(勇敢な)に移り、1~3を繰り返します。そしてまた1つ下のserene(平穏な)に移るという風に進めていき、200語を回していきます。1語5~6秒なので、200語だと15~20分で済む計算になります。

そして、朝・夜に200語ずつやっていきます。例えば朝にパス単の400~600の200語をやったとすると、夜は601~800をやります。翌日の朝は前夜の復習で601~800をやり、夜は801~1000をやるという風に進めます。このペースだと6日で1周することができます。こうすることで、短期間に単語に触れる回数を増やし、記憶に定着できます。

こんなスピードでやって覚えられるの?と思う方もいるかもしれません。確かに難しい単語が多いので、初めの2, 3周は見覚えがあるなというくらいでほとんど記憶に残ってないかもしれません。しかし、5周ほどしてくると5, 6割は覚えられるようになり、10周すると8~9割は覚えられます。

まとめ:パス単を信じて使い倒せば単語セクションは突破できる!

何度も言いますが、単語対策はパス単だけで十分です。ただし、2400語を覚えるために、毎日400語を回していくことがかなりキツイと思いますので、そこを継続して習慣化していく必要があります。2, 3カ月は継続していくべきだと考えていますので、他の単語帳に浮気せずに信じて取り組みましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました